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指導者講習会(5講座目)を行いました

指導者講習会は(一財)柏崎市スポーツ協会が、日頃スポーツ指導に携わる方を様々な立場の方々を対象に、指導法とコンプライアンス意識の向上を図り、指導力・資質向上を目的に開催するものです。全5講座を開催いたします。今回は5講座目です。

◆テーマ:スポーツ障害の予防

講 師:JA新潟厚生連柏崎総合医療センター 理学療法士  高橋 利一 様

日 時:12月8日(金)18:30~20:30 会 場:柏崎市総合体育館 会議室

今年度の指導者講習会も最終回(5講座目)となりました。今回は「スポーツ障害の予防」をテーマに、理学療法士の高橋利一様からご講義いただきました。高橋様は現在、柏崎総合医療センターで患者さんのリハビリに携わっておられますが、ブルボンウォータポロクラブ柏崎の専属トレーナーとしても活躍されています。また、水球日本代表のトレーナーとして国際大会等にも帯同され、選手たちをサポートしてきました。その豊富な経験と知見をもとにケガをしない体づくりやトレーニング方法をご教授くださいました。

講義は身体の構造と運動の関係性を基にした解剖学的な内容も多く、専門的で説得力のあるお話でした。特に胸郭や股関節の柔軟性を高めることが重要であることを強調されていました。指導者はこうした知識を理解した上で、選手に対するトレーニング指導を行わなければならないと感じました。実際にストレッチ運動も行い、座学だけではイメージできない正しい姿勢のポイントを体感できました。実技指導にはクロスカントリースキーでアジア大会金メダル、国内外の数々の大会で活躍された小林由貴さんがアシスタントとしてお手伝いくださいました。体幹のバランスの良さに、さすがはトップアスリートだなと感嘆しました。

高橋様によれば、優秀なアスリートほどケガが少ないそうです。正しい姿勢を理解し、ポイントをしっかり意識して体幹トレーニングを行うことがケガを予防し、パフォーマンスを生み出すのだと思います。日頃、何となく回数を重ねるだけのトレーニングを行っていないか、ケガを誘発する姿勢で運動を繰り返していないかなど、指導者として振り返る機会をいただけた講習会でした。