「ジュニア期の正しい栄養補給」　

主催：（一財）柏崎市スポーツ協会　　共催：柏崎市教育委員会

日時：１１月１５日（月）18:30～20:30

会場：柏崎市総合体育館　会議室

講師：管理栄養士　公認スポーツ栄養士

長谷川　直子　様

ジュニア期の育成研修会最後の正しい栄養補給の研修会が、３０名の参加者で実施されました。

最初に、エネルギーと栄養摂取の考え方について説明がありました。生きるために必要なエネルギーや発育発達に必要なエネルギー、そして運動している子どもたちには、当然運動に必要なエネルギーを摂取しなければならない。

持久力を高めるためには、炭水化物（糖質）を摂ることはもちろんのこと、酸素を運ぶヘモグロビン（鉄分）が重要だとお話しされました。また、筋肉をつけるためには、たんぱく質と糖質をしっかり摂らなければいけないと話がありました。

練習（トレーニング）に必要なエネルギーを補給するには、やはり補食が重要であり、空腹で練習をしてはいけないことを強調されていました。平日の練習時間を逆算して、補食の時間や補食の量などを、具体的に示されました。特に、平日の練習後の食事は、できるだけ就寝時間まで、時間があった方が良いが、無理なら、翌朝の胃のもたれぐあいなどで、量を調整した方が良いとのことでした。

おすすめの補食は、おにぎり（梅・鮭・昆布）、サンドイッチ（野菜・卵・ハム）、中華まん（あんまん・肉まん）、フルーツ、和菓子、果汁、牛乳等が紹介されました。

指導者としては、一番気になる試合前後や当日の食事の摂り方の説明もありました。前日夜は、早めに夕食をすませ、早めに寝る。ごはんやパン、麺類などの、炭水化物をしっかり摂る。当日朝食は、ご飯をきちんと食べる。理由は、体温を上げる、脳と体を目覚めさせる、健康な身体をつくる、運動能力を向上させるためだそうです。

サプリメントは、スポーツドリンクやゼリーも含まれるとのことでした。しかし、食事から必要な栄養を摂ることが大切であると強調されていました。

講義後半には、いくつかの質問がありました。質問した受講者も含め、受講者全員が満足して研修会を終えることができました。