柏崎市スポーツ協会 > 最新情報 > 未分類 > ジュニア育成指導者研修会(ジュニア育成の一般指導)

最新情報

ジュニア育成指導者研修会(ジュニア育成の一般指導)

「ジュニア育成の一般指導」

こどもに楽しく実技を指導するには?

~興味を引く場の設定、教材の有効活用、褒める・褒める・褒める!~

主催:(一財)柏崎市スポーツ協会  共催:柏崎市教育委員会

日時:11月6日(土)16:00~18:00  会場:西山体育館

講師:若杉透さん テーマ:「楽しい指導とは」の共通理解で実技研修会が行われました。

昨年、一昨年は、指導者に必要な知識や技能について、講義形式の研修会でした。しかし、実際の練習中、どんなタイミングでどんな言葉かけをして褒めるのか等、実技の中で研修しました。

日本人指導者は褒めることが苦手だという人もいます。今回の実技研修では、参加者が対人でお互いに良いところ褒め合いました。初めて会う人もいる中、やはり照れくさい感じもありましたが、相手を褒めまくりました。徐々に参加者の表情がほぐれ和気あいあいの雰囲気が醸し出されました。

次に、実技は、サッカー形式で、ミニゴール4台を4方向にセットしました。2チーム分けし、ペア(2人1組)で手をつなぎ、ゴールを奪い合いました。ペアになることで、年齢や運動の力量差を考え、互いを認め合ったり、気を配ったりすることが重要だとお話しされました。

そして、ボールを柔らかい大きい(直径25cm)ボール、小さい(直径10cm)ボール、小さいラグビーボール、柔らかい中型(直径15cm)ボールで、ボールを変えて行いました。

サッカーの技術差が出ないよういろいろなボール使用することで、ペアやチーム内で、互いに声が出始め、協力し合い、動きがチーム一丸となっていきました。

講師の若杉さんは、その状況を観察し、試合ごとに、タイムリーにしかもすべての参加者を褒めていました。その際、必ず参加者の名前を聞き、名前で褒めていました。名前を呼ばれて褒められたら、うれしさは、倍増するとのことでした。

さらに、練習のテーマに沿い、選手の良い行動などを、指導者が良く観察し、タイムリーに褒めることが重要だと説明がありました。技術が低くても、技術論だけにフォーカスする事だけでなく、取り組む姿勢や良い動き等が必ずあるので、そこを褒めることも大切だともお話しされました。

初めて会った参加者が多かったですが、勝利した後は、みんなで円陣を組み、勝利の雄たけびを上げるルールで実践しました。喜びを共有し、その喜びを一緒に表現することで、チームの結束力も数倍強固になったように思いました。

参加者は、あらためて褒めることの大切さを、身をもって体験しました。そして、すべての参加者が、大満足し、やり切った達成感で、思わず体育館で大の字になっていました。

充実した実技研修会となりました。