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令和6年度 指導者講習会がスタートしました

(一財)柏崎市スポーツ協会では、日頃スポーツ指導に携わる様々な立場の方々を対象に、指導力・資質向上を目的に指導者講習会を実施しています。コーチング理論、栄養学、心理学、運動生理学、コンプライアンスなど様々な分野の講座(全5講座)を開設します。講習会終了後にはホームページでその様子をお知らせしていく予定です。

◆テーマ:コーチングコンセプト ~不適切指導の根絶を目指して~

講 師:Wakaスポーツコンサルティング株式会社 代表取締役 若杉 透 様

日 時:5月18日(土)14:00~16:00 会 場:柏崎市総合体育館 会議室

第1回目の講座は、Wakaスポーツコンサルティング株式会社の若杉 透様を講師にお迎えし、「コーチングコンセプト ~不適切指導の根絶を目指して~」をテーマに行いました。若杉さんのご専門はサッカーで、ご自身もサッカー選手として県内外で活躍され、その後、アルビレックス新潟の立ち上げにもご尽力されました。現在は、グランセナ新潟FCでジュニア選手の育成と指導者の教育に携わっておられます。その豊富な経験を通したコーチング理論とコーチングコンセプトを軸に、不適切指導のないコーチングについてご講義いただきました。

一貫して強調されたのは、「良い指導をしていれば、パワハラなど不適切な指導をすることはない」という事でした。不適切な指導を根絶するという考え方自体がネガティブな発想であり、指導者は常に子ども達(選手)の成長を念頭に置いた指導法を工夫する姿勢をもち、新しいものを積極的に取り入れ、良い練習につなげることが大切であると話されました。

サッカーを通して、どのような子ども(選手)を育てたいのかを明確にし、愛情と温かみのある指導を心がける。人間性豊かな子ども(選手)を育てるために、指導者自らが学び、研鑽を積むことを必須条件とするなど、現場の指導者育成の実践例についてもご紹介いただきました。

練習が終わって帰る子ども達の後ろ姿からにじみ出る満足感を指導の指標として、日々コーチングの向上に努力しているという言葉が印象的でした。